パソコンはどうやって動いてる?エンジニアが知っておきたい基礎知識その2:ソフトウェアについて

IT用語解説
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はじめに

毎日当たり前のように使っているパソコン、令和に生きる私たちはもはやこの電子機器なしでは生きていけない人種です。

 

普段パソコンを使用してブログを書いたり、動画を編集したり、コードを書いてホームページを作ったり、本当にいろんなことができますよね。

 

ところでパソコンでいろんなことができるのはなぜでしょうか?中でどんな風に動作しているのか分かりますか?

 

今回はパソコンのソフトウェアの部分に触れていきます。

ぶっちゃけ非エンジニアの方・パソコン自体に興味がない方など、多くの人にとってはあまり知らなくてもいい知識です(笑)

 

私自身がエンジニアとして働き始めて、「ソフトウェアの知識があって良かった!」と思う機会がたまにありました。

というかソフトウェア関連の用語を知らないと、会議とかで上司が何言っているか本当に分からないです。

 

これからエンジニアを目指す方はぜひソフトウェアの理解を深めて下さい。

 

ソフトウェアとは?

ソフトウェアとは、パソコンやスマホなどのデバイスが動くために必要なプログラムアプリのことです。

パソコンという電子機器に「命令」を与えているものです。

 

パソコンでゲームをダウンロードして遊べたり、計算ソフトを使って複雑な演算を行えるのも全部ソフトウェアのおかげです。

 

ハードウェア(パソコン本体)は体で、ソフトウェアはその体を動かすための「頭脳」みたいなものとイメージして下さい!

 

完全に余談ですが、名探偵コナンくん理論(体は子供、頭脳は大人)のパソコンとかあるのかな・・・

ひらがなしか入力できないし、CPUのスペックはオワコンだけどOSが凄いみたいな。いや絶対売れないし作らないか。

ソフトウェアの知識があると得られるメリット2つ

エンジニアとして働く上で、ソフトウェアの知識を有していることのメリットは以下の通りです。

1. トラブルの原因を特定できる

ソフトウェアの仕組みを理解していれば、パソコンが正常に動作しない時のトラブルシューティングが可能になります。

例えば、アプリケーションが動かなくなった時に、設定ミスやアップデートの不具合などを疑うことができます。

 

ウイルス感染やメモリ不足が原因でパソコンが遅くなる場合も、ソフトウェアの視点から解決策を見つけられます。

 

ソフトウェアの知識を持っていれば、不具合の原因をソフトウェアの面から切り分け、適切な対処ができるようになります。

2. チームとのコミュニケーションが円滑になる

ソフトウェアの知識があると、他のエンジニアやチームメンバーとのコミュニケーションが円滑になります。

 

ソフトウェア周りの知識は基本となるので、わからない単語が出てきても質問もしづらいです。そんなのも分からないの的なこと思われそう・・・(実際に言われたことはないですが)

 

基本的な知識を有していることで、コードレビューやバグ報告、機能追加の提案など、スムーズに意見交換ができます。

また、チームで使用するツールやプラットフォームについての知識があると、共同作業が効率よく進められます。

 

このようにソフトウェアへの理解が深ければ、チームとの連携が強化され、プロジェクトを円滑に進めることができるでしょう。

ソフトウェアについて

ソフトウェアは大きく分けて、システムソフトウェアとアプリケーションソフトウェアに分類されます。

1. システムソフトウェア

システムソフトウェアは、パソコンの基本的な動作を制御する重要なソフトウェアです。

代表的なシステムソフトウェアには、オペレーティングシステム(OS)とドライバソフトウェアがあります。

オペレーティングシステム(OS)

オペレーティングシステム(OS)は、パソコンのハードウェアリソースを管理し、アプリケーションソフトウェアが円滑に動作するための基盤を提供します。WindowsやmacOS、Linuxなどが有名なOSです。

 

OSは、メモリ管理、ファイル管理、入出力制御、タスク管理などの重要な役割を果たします。

ドライバソフトウェア

ドライバソフトウェアは、OSとハードウェア間の通信を仲介する役割を果たします。

 

プリンタやスキャナ、グラフィックスカードなどの周辺機器を使用する際には、それぞれの機器に対応したドライバソフトウェアが必要になります。

 

2. アプリケーションソフトウェア

アプリケーションソフトウェアは、特定の作業を実行するためのソフトウェアです。

ワードプロセッサ、スプレッドシートソフト、ブラウザ、メールソフトなどが該当します。

 

エンジニアが日常的に使うアプリケーションソフトウェアには、以下のようなものがあります。

 

統合開発環境(IDE)

統合開発環境(IDE)は、プログラミングをサポートするソフトウェアです。

 

Visual Studio CodeやEclipse、IntelliJ IDEAなどが有名です。

IDEには、コード編集、コンパイル、デバッグ、テストなどの機能が統合されており、効率的な開発作業を支援します。

バージョン管理システム

バージョン管理システムは、コードの変更履歴を記録し、複数人での共同開発を円滑に行えるようにするシステムです。

Gitが代表的なバージョン管理システムで、GitHub、GitLab、BitBucketなどのサービスを利用することが多いでしょう。

コンテナ仮想化ツール

コンテナ仮想化ツールは、アプリケーションをコンテナ化して、環境を簡単に移植できるようにするツールです。Dockerが最も有名で、クラウドネイティブアプリケーションの開発に広く利用されています。

クラウドIDEやコード編集ツール

クラウドIDEは、ブラウザ上で動作する統合開発環境です。GitpodやCodeSandboxなどのクラウドIDEが利用されています。また、コード編集ツールとしてVisual Studio CodeやSublime Textなどが人気があります。

まとめ

パソコンの中で動作するソフトウェアについて解説してきました。

ハードウェアとソフトウェアが緊密に連携することで、パソコンは多くの機能を発揮することができるのです。

 

ソフトウェアの理解は、エンジニアにとって非常に重要です。

トラブルシューティングの円滑化や、チームとのコミュニケーション向上につながるからです。また、開発に欠かせないツールの多くがソフトウェアで構成されています。

パソコンの内部で起きている出来事を知ることは、エンジニアにとって魅力的なことです。パソコンの仕組みを学ぶ過程で、新しい発見や気づきがあるかもしれません。

 

これからもパソコンの仕組みを探求し、ソフトウェアの奥深さを感じながら、成長し続けていきましょう。

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