はじめに
皆さんは普段生活をしている中で以下のような症状はありますか？
- 落ち込んでしまうことが多い
- 身体がだるいと感じる
- 気分が優れない時が多い
きっと大半の人が当てはまるのではないでしょうか？（特に社会人の皆さんは）
これらの症状は全て自律神経のせいかもしれません。
私たちの身体は自律神経によってコントロールされています。自律神経が乱れると毎日の体調が悪くなってしまったり、癌などの重い病気の原因になることもあります。
でも一体自律神経って何なんだ…？何をどう整えるの？この書籍に全て答えが書いてありました。
自律神経とは？
自律神経は、意識せずに体の様々な機能を調整している神経系です。
心臓の鼓動、呼吸、消化、体温調節など、生きていく上で欠かせない機能を24時間休むことなくコントロールしています。
自律神経の2つのタイプ
自律神経は大きく分けて2つのタイプがあります：
- 交感神経：体を活動的にする神経。ストレスや緊張時に働きます。
- 副交感神経：体をリラックスさせる神経。休息時に働きます。
この2つの神経のバランスが保たれることで、私たちの体は健康を維持できるのです。
自律神経が整っている状態では、交感神経と副交感神経が交互に良い感じに調整してくれます。両方が充実している状態が理想状態です。
ずっと緊張状態が続いたり、逆にずっとリラックスモードでもダメなのです。
自律神経の乱れが及ぼす影響
自律神経のバランスが崩れると、様々な症状が現れることがあります：
- 疲れやすい
- 寝つきが悪い
- 胃腸の調子が悪い
- 頭痛がする
- めまいがする
こうした症状が続く場合は、自律神経の乱れが原因かもしれません。
この自律神経はいわば精密機械のようなもので、少しでもバランスが崩れてしまうと体調が悪くなります。
悪化すると、自律神経失調症や神経性胃炎、メニエール病などの病気につながってしまいます。
自律神経を整える方法
ではどのように自律神経を正常に保てばいいのか。
体のさまざまな働きを精密機械のようにコントロールしてくれる自律神経ですが、整え方は意外と簡単です。
朝日を浴びて起きる
まずは朝、起床時に日光を浴びることで自律神経を整えられます。起きた時に朝日を浴びることで、交感神経が優位になりすぐに起きられるようになります。
目は覚めているけどなかなかベッドから出られずにダラダラ過ごしていませんか？
朝日を浴びることですぐに起きることができるようになります。
またおすすめは朝散歩です。朝から外に出て10~20分でも散歩ができれば1日の充実度が違います。
呼吸を意識する
人は1日に2万回呼吸すると言われています。(そんなに呼吸しているのか・・・気が付かなかった・・・)
3秒吸って、6秒はく呼吸法がおすすめです！はく時間を長くした方が良いのです。
深呼吸を行うことで、以下のようなメリットがあります：
- ストレス軽減
- 深呼吸は副交感神経を活性化し、リラックス反応を引き起こします。
- 血圧低下
- ゆっくりとした深呼吸は、一時的に血圧を下げる効果があります。
- 心拍数の安定
- 深呼吸により心拍数が落ち着き、心臓への負担が軽減されます。
- 酸素供給の増加
- 肺の容量を最大限に使うことで、体内への酸素供給量が増加します。
- 集中力の向上
- 脳への酸素供給が増えることで、集中力や思考力が改善されます。
- 不安感の軽減
- 深呼吸は不安やパニック症状を和らげる効果があります。
- 消化の促進
- 横隔膜の動きにより、腹部の血流が改善され、消化を助けます。
- 睡眠の質の向上
- 就寝前の深呼吸は、身体をリラックスさせ、良質な睡眠を促します。
- 痛みの緩和
- 慢性的な痛みの管理に役立つことがあります。
- 姿勢の改善
- 正しい呼吸法を意識することで、自然と姿勢が良くなります
意識をして呼吸を行うだけで、さまざまなメリットがありますね！ぜひ普段の生活に取り入れたいです。
まとめ
自律神経とは、体の様々な機能を無意識にコントロールする神経系のことで、交感神経（活動的）と副交感神経（リラックス）の2種類をともに良い状態にすることで整えることができます。
自律神経が乱れると、疲労や頭痛に繋がったり病気の原因になることもあります。
簡単な日常の習慣で自律神経のバランスを保つことができるので、ぜひ普段から自律神経の働きを意識した生活を心がけたいところです。
