勉強の秋!ファイナンシャルプランナー(FP)資格を取得したい!どんな資格で、何に役立つの?

FINANCE

はじめに

「そろそろ涼しくなってきたし、何か勉強したいな〜」と思う今日この頃。

今年から新NISAが始まり、将来に向けて本格的に蓄財に励む私が今一番興味あるのが、ファイナンシャルプランナー(FP)資格です。

ファイナンシャルプランナー(FP)は、個人や企業の資産運用や財務計画を立案・助言する専門家です。

近年、ライフプランニングや資産形成への関心が高まる中、FP資格の需要も増加しています。

本記事では、FP資格の取得方法、試験内容、メリット、そして資格を活かせる仕事について詳しく解説します。

初めてファイナンシャルプランナー(FP)資格を取得しようかなと思っている方におすすめの記事です。

  • ファイナンシャルプランナー(FP)ってどんな資格なの?
  • どうやって取得できる資格なの?
  • 資格を取得するとどんなメリットがあるの?

なぜFP資格なのか?

世の中さまざまな資格試験がある中で、FP資格を選んだかというと、さまざまな使い道が考えられ自分の人生においてとっても役に立ちそうだなと思ったからです!

自己成長の機会:FPの学習は、お金に関する深い知識と洞察力を与えてくれます。これは単なる理論ではなく、あなたの人生のあらゆる面で活用できる実践的なスキルです。

キャリアの拡大:金融機関、保険会社、不動産業界など、様々な分野でのキャリアの可能性が広がります。また、独立してコンサルタントとして活躍する道も開けます。

社会貢献:FPとしての知識は、家族や友人、さらには地域社会全体の財務健全性向上に貢献できます。あなたの知識が誰かの人生を変える可能性があるのです。

自己管理能力の向上:自分自身の財務管理能力が飛躍的に向上します。これは、より安定した豊かな人生を送るための基盤となります。

FP資格の種類

FPの試験は「NPO法人 日本ファイナンシャルプランナーズ協会(日本FP協会)」と「一般社団法人 金融財政事情研究会(金財)」の2団体が主催しています。

a. 日本FP協会認定
  • CFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®
  • AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー
b. 金融財政事情研究会認定
  • 3級〜1級FP技能士

受検の流れとしては、基本的にFP技能士の3級から受検します。

原則として一つ前の級の取得が受験資格となっているため、3級 > 2級 > 1級の順に受検します。

AFP認定研修を修了した場合も2級FP技能士の受検資格が得られます。AFP認定研修>2級FP技能士の流れをたどると、一気に2級とAFPの2つの資格取得が可能となります。

2級取得者は1級を、AFP取得者はCFPを受験することができます。

試験内容

各試験の内容は以下の通りです:

CFP資格審査試験(日本FP協会認定)

CFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)資格は、

FP資格の中で最も高度な国際資格です。

  • 試験科目: 6科目
    1. 金融資産運用設計
    2. 不動産運用設計
    3. ライフプランニング・リタイアメントプランニング
    4. リスクと保険
    5. タックスプランニング
    6. 相続・事業承継設計
  • 試験時間: 各科目150分
  • 出題形式: 記述式
  • 合格基準: 全科目合格で資格取得
  • 特徴:
    • 各科目を個別に受験可能
    • 合格科目は一定期間有効
AFP資格審査試験(日本FP協会認定)

AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)は、CFPの前段階として位置付けられる資格です。

  • 試験構成:
    1. 学科試験(120分・択一式)
    2. 実技試験(90分・記述式)
  • 合格基準: 両方合格で資格取得
  • 特徴:
    • FPの基礎知識を幅広く問う
    • 実務に即した問題が出題される
1級FP技能検定試験(金融財政事情研究会認定)

1級FP技能士は、FP資格の中で最も高度な国家資格です。金融・経済の専門家として認められる水準の知識と技能が求められます。

  • 試験構成:
    1. 学科試験(180分・択一式)
    2. 実技試験(120分・記述式)
  • 合格基準: 両方合格で資格取得
  • 特徴:
    • 複雑な事例に対する高度な問題解決能力が求められる
    • 幅広い金融知識と実務経験が必要
    • 合格率が低く、難易度が高い(例年10%前後)
    • 2級FP技能士資格保有者のみ受験可能
  • 出題範囲:
    1. 財務設計
    2. リスク管理
    3. 金融資産運用設計
    4. タックスプランニング
    5. 不動産運用設計
    6. 相続・事業承継設計
  • 試験方式:
    • 学科試験:コンピューター試験(CBT方式)
    • 実技試験:ペーパー試験
2級FP技能検定試験(金融財政事情研究会認定)

2級FP技能士は、実務で活用できる専門的なFPスキルを証明する資格です。

  • 試験構成:
    1. 学科試験(120分・択一式)
    2. 実技試験(90分・記述式)
  • 合格基準: 両方合格で資格取得
  • 特徴:
    • 3級よりも深い知識と応用力が求められる
    • 実務的な問題解決能力が試される
  • 出題範囲
    • 金融資産運用設計
    • タックスプランニング
    • 不動産運用設計
    • 相続・事業承継設計
    • リスク管理と保険設計
    • ライフプランニングと資金計画
3級FP技能検定試験(金融財政事情研究会認定)

3級FP技能士は、FPの入門レベルとして位置付けられる資格です。

  • 試験構成:
    1. 学科試験(100分・択一式)
    2. 実技試験(60分・記述式)
  • 合格基準: 両方合格で資格取得
  • 特徴:
    • FPの基礎知識を問う
    • 多くの人がこの級から受験を始める
  • 出題範囲
    • 金融資産運用
    • タックスプランニング
    • 不動産
    • 相続・事業承継
    • リスク管理
    • ライフプランニング

学習方法

FP資格の学習方法には主に以下があります:

  • テキストや問題集を使用
  • オンライン講座の活用
  • 専門学校や資格スクールでの対面授業
  • 自宅学習と質問対応サービスの併用

独学の場合、1日2-3時間の学習を3-6ヶ月続けることで合格可能です。

通学・通信講座を利用する場合は、より効率的に学習できますが、費用がかかります。

3級と2級の学習方法について、詳しくみていきましょう。

3級の学習方法
  • テキスト学習:基本的な概念と用語を理解する
  • 問題集:過去問や模擬試験を繰り返し解く
  • オンライン講座:基礎的な内容を効率的に学ぶ

金融・経済の基礎知識がある場合:約100〜150時間

初心者の場合:約150〜200時間

学習期間の目安:2〜3ヶ月(1日2〜3時間の学習を想定)

2級の学習方法
  • 詳細なテキスト学習:各分野の深い理解を目指す
  • 問題演習:過去問や応用問題を数多くこなす
  • セミナーや講座:実践的なケーススタディを学ぶ
  • 計算問題の練習:特に税金や金融商品の計算

3級保有者の場合:約250〜300時間

初めての場合:約300〜400時間

学習期間の目安:4〜6ヶ月(1日2〜3時間の学習を想定)

効果的な学習のためのアドバイス

個人の学習ペースや既存の知識によって必要な時間は変わってきます。自分に合ったペースで着実に学習を進めることが重要です。

  1. 学習計画を立てる:試験日から逆算して計画を立てる
  2. 苦手分野を把握:模擬試験などで自分の弱点を見つけ、重点的に学習する
  3. 実践的な応用:学んだ知識を日常生活や仕事に適用してみる
  4. グループ学習:他の受験者と情報交換や討論をする
  5. 最新情報のチェック:金融や税制の変更に注意を払う
  6. 定期的な復習:学んだ内容を定期的に振り返り、理解を深める
  7. 時間管理の練習:本番の試験を想定して、時間配分を意識した問題演習を行う

ファイナンシャルプランナー資格を取るメリットは?

初心者がファイナンシャルプランナー(FP)資格を取得することには、多くのメリットがあります。同時に、いくつかの課題もあります。これらを詳しく見ていきましょう。

メリット:

  1. 金融知識の向上
    • 個人財務に関する幅広い知識を体系的に学べます。
    • 投資、保険、税金、不動産など、様々な分野の理解が深まります。
  2. キャリアアップの機会
    • 金融機関や保険会社での就職や転職に有利になる可能性があります。
    • 既存の仕事にファイナンシャルの視点を加えることで、価値を高められます。
  3. 個人の資産管理能力の向上
    • 自身や家族の財務計画を立てる能力が身につきます。
    • より賢明な金融判断ができるようになります。
  4. 信頼性の向上
    • 顧客や同僚からの信頼を得やすくなります。
    • 金融アドバイスを提供する際の裏付けとなります。
  5. 継続的な学習の動機付け
    • 金融市場や法規制の変化に常に注目するようになります。
    • 専門知識を更新し続ける習慣が身につきます。

課題:

  1. 学習時間の確保
    • 仕事や家庭との両立が必要となります。
    • 特に初心者の場合、基礎から学ぶため多くの時間が必要です。
  2. 専門用語の理解
    • 金融や法律の専門用語に慣れるまで時間がかかる場合があります。
  3. 実務経験との乖離
    • 資格取得後、実際の顧客対応には別のスキルセットが必要な場合があります。
  4. 継続的な学習の必要性
    • 金融環境は常に変化するため、資格取得後も学習を続ける必要があります。
  5. 初期投資
    • 教材費や受験料など、ある程度の金銭的投資が必要です。
  6. 心理的プレッシャー
    • 試験に対する不安や、合格へのプレッシャーを感じる可能性があります。

初心者がFP資格を目指す際のアドバイス

  1. まずは3級から始める
    • 基礎的な知識を身につけやすく、達成感も得られます。
  2. 学習計画を立てる
    • 無理のないペースで長期的な計画を立てます。
  3. 実生活との関連付け
    • 学んだ内容を日常の金融決定に適用してみます。
  4. コミュニティへの参加
    • 同じ目標を持つ人々と情報交換することで、モチベーションを保ちやすくなります。
  5. 実践的なスキルも磨く
    • コミュニケーションスキルやカウンセリング能力も並行して向上させると良いでしょう。

FP資格取得は、初心者にとって挑戦的ですが、得られるものも大きいです。

自身のキャリアゴールや学習スタイルに合わせて、慎重に検討することをお勧めします。

初心者だからこそ、今がチャンス

「初心者だから難しいのでは?」と思うかもしれません。しかし、それは大きな誤解です。むしろ、初心者だからこそ、今がFP資格取得の最適なタイミングなのです。

新鮮な視点:先入観にとらわれない新鮮な目で金融の世界を見ることができます。これは、しばしば革新的なアイデアや解決策を生み出す源となります。

学習意欲の高さ:新しいことを学ぶ意欲は、初心者の大きな強みです。この熱意が、困難を乗り越える原動力となります。

成長の実感:ゼロからのスタートは、一つひとつの進歩を明確に感じられます。この小さな達成感の積み重ねが、大きな自信につながります。

基礎からの体系的学習:初心者として基礎から学ぶことで、より堅固な知識の土台を築くことができます。

まとめ

FP資格の取得は、確かに挑戦ですが、それは同時に、自分自身を成長させ、より豊かな人生を築くチャンスでもあります。

初心者だからこそ、全てが新鮮で、学ぶことの喜びを存分に味わえます。難しいと感じる時もあるでしょう。しかし、一歩一歩着実に前進すれば、必ず目標に到達できます。

FP資格の取得は、単なるゴールではなく、新たな人生の始まりなのです。

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