大人の読書感想文 人生を変える、お金の使い方。千田琢哉 (著)

BOOK

はじめに

お金の使い方で人生が決まる、というのはとても納得ができる。

私たちは何をするにも「お金を使う」ことで生きている。子供の時から毎日遊ぶためのおもちゃを買ったり、親に習い事をさせてもらって何かしらの体験やスキルを身につけたり、学校に行くのにもお金をかけてきた。

今日この日までずっとお金を使って勉強して、就職して、生活してきた。

この本に出会ったことでそんな当たり前のことに気づかされ、改めて自分のお金の使い方は正しいのだろうか・・・ということを考えさせられた。

(人生の大半を浪費家として過ごしてきてしまったのだが・・・)

改めて30代からどんなお金の使い方をすればいいのかを考えていく。

お金は使うと必ず返ってくる

そんなことを意識してお金を使ったことはないが、実はお金は使うとブーメランのようにちゃんと返ってくるらしい。

例えば本を買ったり、旅行したり、一人暮らししたり、その時はお金を使ってしまった、という感覚になる。しかし明日か30年後か分からないが、そういった使い方をしたお金は必ず何かしらの形で返ってくるという。

こう聞くと、お金を使うこと自体にあまり抵抗がなくなり、ポジティブな気持ちでお金を使うことができそうだ。

しかし、逆もまた然り。

見栄のために買ったブランド品や飲み代、無駄な間食のためにお金を使うと逆にお金を失うことになる。

身の丈以上の出費をしてカードの返済ができなくなったり、体調を崩して病院に行ったり、と。

お金を使ったその瞬間は得をしたような気分になるが、このような使い方は身を滅ぼすことになる。

勉強にこそお金を使うべき

いや、そんなことは分かっているよ、と思ったが・・・

お金は盗まれることがあるが、知識や経験は盗まれない。何かをやらかして全てを失ったとしても知識は残る。

知識さえあれば何度だってやり直せる。

という言葉を聞いて本当にその通りだと思った。本当に保持すべきは(お金も絶対そうだけど)、知識や経験こそ自分のかけがえのない財産となる。

そして大人の私たちが何を勉強したらいいの?という話だが

今の仕事で頭角を現すための勉強・今の会社で大きな結果を出すことができること

まあ確かにこれであれば分かりやすい!

勉強するための場所・モノにお金を使え

やはり集中して勉強するためには落ち着いた環境が必要だ。まれにうるさい場所でも勉強できる人がいるが本当に集中できているかは疑問だ・・・

そのために自分が集中できる環境を整えるためのお金は使うべきだ。

金持ちの家に書斎ありがち、なように勉強するための部屋はお金があれば絶対作りたい。

当然私のような一般人には自宅に書斎を作るには無理があるので、自宅で集中できない人はカフェに行く・作業スペースを借りることになる。

そういったお金の使い方はいつか返ってくることになる(と信じている)から無問題。

現代では、移動中に学ぶ人と学ばない人で大きな格差が生まれている。

ということで電車やバスの中でも勉強ができるようにワイヤレスイヤホンを買おう。

オーディオブックやYoutubeなど、聴きながら学ぶコンテンツが溢れている現代では、どこでも勉強ができる環境である。

余談だが週1の出社の際、余裕があれば乗っている車内を見渡すことがある。

9割の人がスマホでゲームや動画を楽しんでいるが、0.5割の人は本を読んだり勉強をしている。そして残り0.5割の人は完全に寝ている。

狭い電車の中でも、いずれ成功しそうな人とそうでない人がいそうだな、と思ってしまう。

資本主義社会の縮図を表しているようで、なんか感慨深い。(ちなみに私は大体電車の中では漫画を読んでいる。)

心が変われば行動が変わる

容姿にコンプレックスがある人は整形した方がいい、というのには非常に驚いた。

逆に容姿に何らかのコンプレックスが無い人の方が珍しい現代であるが、とにかく大事なことは、

自分のことを愛せない人は、他人のことも愛せない

ということだ。

自分の容姿がめっちゃ嫌い・好きになれないという場合は整形して解決ができるならぜひそうするべきだ、というのだ。

整形に関してはさまざまな意見があるが、整形は自分が納得できるのであれば絶対するべきだと思う。

自分が思っているより、他人は自分のことを見ていない。

まとめ

お金を正しく使うことで、人生がアガっていく。

何気なく消費をするのではなく、何らかの目的を持って、投資としてお金を使っていくことができれば、どれだけ自己実現を成し遂げることができるだろうか。

勉強のためにお金を使うのであれば、必ず自腹を切ることだ。自腹を切らなければ本気になれない。

私は度々勉強しようと思い立ち、さまざまな教材を買ったことがある。しかしいざ勉強を始めようと思っても身が入らず挫折してしまうことが多かった。

その教材を買ったお金は自分が日々嫌な仕事を頑張って得た対価であるにも関わらず・・・

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